プラン・マリが取り組む課題プラン・マリが取り組む課題マリには、特に女性や母親に関する問題が多くあります。 例えば、女性性器切除(医学的必要性が無いにもかかわらず文化的背景によ り、女性の性器の一部あるいは全部を切除すること)やHIV感染、短期間で の多産などです。これらは出産時の母親や胎児の死亡の危険性を高め、さら にはエイズ孤児の問題へと発展します。しかしこれらの問題は地域の文化、 慣習や宗教また個人のプライバシーにも関わるため、実態を把握するのを難 しくしています。 プラン・マリは子どもたちの母親の健康に重点を当て、「性と生殖に関する 保健プログラム」を実施しています。地元のNGOや保健所などと連携し、 HIVエイズ・感染症についての意識向上、感染者への支援、女性性器切除 の廃絶やその後遺症に苦しむ女性への医療支援、青少年への性に関する啓 発、計画出産の指導などの活動をしています。 性についての悩みを他人に語ることは、日本でもマリでもはばかられるもの です。プランは語れる場の提供、精神的なサポートにも心がけています。 |